音楽理論の閑話

音楽理論を勉強せずに作曲はできますか?

 

と質問されることが多々あります

 

答えはYES & NOです

 

例えば

思いついた鼻歌に適当にコードをつける事を “ 作曲 ” と言うのであれば

音楽理論は必要ないでしょう

 

DAWで適当にドラムやループ素材をくっつける事を“ 作曲 ” と言うのであれば

音楽理論は必要ないでしょう

 

賛否あるでしょうけれど

個人的には

“ 感情を具現化した曲 ” を目指すのであれば

理論学習は必須と考えております

 

音楽理論を学ばずに作曲すると言うのは

料理修業をせずにシェフになりたい

デッサンの勉強をせずに漫画家になりたい

他人の本を読んだ事ないけど 小説家になりたい

に近い気がします・・

 

不可能ではないでしょうけれど

詰まる所

行き当たりばったりで作成していますので

考えていたものと違ってしまったとか

一発屋になってしまったりと

壁にあたるのが早いのです

 

『音楽理論を勉強すると

頭でっかちになってしまって

自由な感性が鈍くなる。

だから良い曲は作れないよ』

と言う意見を多く耳にしてきましたが

 

プロの現場に音楽理論を理解していないクリエイターはいませんでした・・

仮に 音楽学校を卒業していなくとも

その人なりに音楽を修業している過去がありましたね

 

音楽の能力を向上させる効率的な知識に【音楽理論】があり

様々なレベルの先人たちの技術が平均化されて伝えられています

カッコよく言うならば【奥義】ですね

 

それを今は簡単に学べる凄い時代ですが

それを “あえて学ばない” と言うのは

非常に  “ もったいない ”  と考えてしまいますし

その状態でプロの世界に飛び込もうとするのは

無謀のような気がしてなりません

 

芸術と学問に合同否定の概念があるのでしょうか

 

単純にお勉強嫌いの可能性もありますね(笑)

そこは僕も同意見です