“興味を示す”は凄い才能ではないのか?

結論から

【興味を示すこと自体が持って生まれた素質なのではないか?】

という閑話です

 

多様な人間がいて

ある物事に興味を示すor示さない

と言う結果がある訳ですが

その差には何が作用しているのか?

と言う疑問から始まります

 

キッズのレッスンをしていると

「うちの子は才能がありますか?」

という質問を受けます

 

深刻なものではなく

雑談の中で気軽に聞かれます

 

結論だけ言えば

【自ら望んで教室へ来た子は

間違いなく素質があると思います】

 

在校のお子様には2パターン存在し

【本人が興味を示したから来た】

の場合と

【子供にピアノを習ってほしいから】

の場合があります

 

個人的にどちらも歓迎しますし

エコ贔屓なしで教えています♪

 

ただし

成長速度に大きな違いが見られるのが特徴です

 

「音楽は面白い!」

「楽器が弾けるのはカッコいい!」

という入口から入ってきた子は

吸収スピードが段違いです

 

1を聞いて10を知ると言うのか

とにかくハングリーですね

 

好きこそものの上手なれと言いますが

まさに的を得ています

 

そもそもですが

何かに触れて

『カッコいい!』

と脳が興奮物質を分泌していること自体

遺伝子が作用している訳ですから

興味を示すこと=素質と言えるでしょう

 

そんなものが人生の序盤で発現するのは素晴らしいことだと思います

 

楽器が上手くなるかどうかは

結果論になってしまいます。

どのラインを上手いと思えるかにも因りますが

継続的に練習すれば、上達はしていくものです

 

それよりも

【興味も示した物事に意欲的に取り組む】

と言う経験値の方が重要と考えています

 

「なんと無しに やる」

ではなく

ワクワクしながら「あーでもない」「こーでもない」

を繰り返せば

脳内報酬系が発達しますし

神経回路が複雑化すれば、学習力や記憶力の向上に繋がります

 

結果的に後に活かせる脳力を鍛えることができる訳ですね

これは楽器を弾くことよりも、ずっと大切な力だと思っています

 

 

余談ですが

子供が音楽に興味を示しても

「ピアノが長続きしなかった」と言うケースはよくある話です

 

これは本人が無自覚なだけで

実は対象が違う可能性があります

 

歌だったり・他の楽器だったり・作曲だったり・ダンスだったり・・

ステージや照明に関心があったり

 

もしくは好きな音楽のジャンルが違う

 

単純に教室が肌に合わなかった

 

などなど

色々な理由が考えられますね

 

興味を示した事実はあるのですから

さまざまな方向から深掘りしていけば

ピタッとハマるものが見つかるかもしれません