【都市伝説】海外から見たシオンタウンと音楽の話【ポケモン初代】

任天堂伝説 幕開けのソフト

【ポケットモンスター赤・緑】

そのポケモンを語る上で、度々噂に上がる怖い話・・

・ナカハシコウヨウ

・ライバルのラッタ

などなど

 

ポケモン都市伝説を語る上で

当時の子供たちにトラウマを植え付けたあの街・・

シオンタウンについて

 

今更ながら改めて考えてみます

 

あの頃の僕はまだ子供でしたから

なんとなく怖い

という感覚だけでしたが

 

改めて

音楽家からの観点と

海外から見たシオンタウン

が如何様なものかをザックリ書いてみたいと思います

 

まずシオンタウンという街名ですが

海外では【 lavender town 】

ラベンダータウンと表記されています

おそらく街の雰囲気から色合いをイメージしたのでしょう

 

以下、ラベンダータウンと呼んでいきます

 

この街は霊園が存在しており、粛々とした街です

それに輪をかけて子供たちをビビらせまくったのが

あのBGM

元々発案されていたものではなく

実は2代目のBGM。

元々の音楽は不気味すぎるという理由からボツになり

少しマイルドに改良されて、あの音楽になった経緯が記されています

 

こちらが元祖ver.

 

2010年初頭

海外のインターネット界隈である都市伝説が生まれます

 

ー海外サイトのページを引用しますー

 

日本では7歳から12歳までの200人以上の日本児童が

1996年、ラベンダータウンの音楽に仕込まれた高音周波数により

自ら命を絶つ事件が続いた。

中には運良く、頭痛・鼻血・不合理な暴力的行動で済んだ子供もいた。

大人の耳では検知できない音の高周波が

なぜ使用されたかというと

バイノーラル・ビートの実験であり

不幸なことに、児童達は被験者として扱われてしまったのだ・・・

 

・・・と

海外ではこんな感じに広まっており

未だに信じている人も少なくないとか

 

当然ながら

全て作り話ですね(笑)

任天堂はそこまで悪の組織ではないと思います

 

証拠もないですし

任天堂からの直接の言及もないので

次々と尾鰭がついてしまい ネットの海を泳いでいる噂話ですね

 

海外サイトでも

【unban legends 】→ 都市伝説

【Internet horror fiction】→ インターネットホラーフィクション

と必ず書かれています

 

いずれ記事として書きたいのですが

バイノーラル・ビート

というものは科学根拠はなく、

音楽家やオーディオ関係の専門家からすると

スピリチュアルや都市伝説の代物ですね

 

ちょっとだけ脱線しますが

バイノーラル・ビート】とは

特定の周波数を聴かせることで
 
人間の脳機能に作用し、コントロールすることを目的としています。
 
 
確かに 超低周波を浴びせ続けた場合
 
人間は頭痛やパニックになりやすく
 
個体差はありますが幻覚を見ることも実験報告として実在しますが
 
それは中々本格的な施設で、専用の低周波装置を使った場合の話ですね
 
 
一般家庭にあるTV・オーディオスピーカー・ヘッドホン
 
ましてや、ゲームボーイのモノラルスピーカーからでは
 
人を操る程度の高周波や低周波は出し様がありませんね
 
 
ヒーリング界隈に存在するソルフェジオ周波数も実は色々トリックがあるのですが・・・
 
いずれ書いてみたいです。
 
 
話を戻して
 
 
ではなぜラベンダータウンがあんなにも怖いのか
 
やはり音階でしょう
 
 
改めて聴くと、実に理にかなった音楽です
 
理屈は至ってシンプルで、不協和音を分散させています
 
 
ホラー映画でもそうですが
 
人は不整合なメロディを聴くと悍ましく感じるように出来ています。
 
 
不整合でデタラメなメロディも、ジャイアンが元気に歌えば【ヘタクソ・音痴】と感じますが
 
高く細い声で、ゆっくり歌う子がいたら【不気味】と感じるでしょう
 
 
ラベンダータウンも原理はこれと同じです
 
 
オープニングモチーフは
 
電子音がピッ・ピッ・ピッ・ピッと水滴を連想させるように細く跳ねています
 
C – G – B – F♯ 
 
のモチーフが高音域で鳴っていますね
 
 
 
コードで考えると
 
CM7(♯11)を分散させたとも解釈できます
 
 
分解して考えてみます
 
C – G は完全5度、最も調和が取れています
 
G – Bは長3度、次に調和が取れています
 
B – F♯ は完全5度、最も調和が取れています
 
F♯ – Cはトライトーンです。つまり最も不安定な関係となりますね。
 
一貫して高音域でこのモチーフが継続されていて
 
その下で鳴っている主役のメロディと意図的にぶつかっています
 
 
主メロは、シンセオルガンのような音に聴こえます
 
さらにオクターブ下で、鋸のようなジリジリとした音が鳴っています。
 
 
メロディのコードは
 
Em  –  Em/D  –  Em/C  –  C♯dim
 
で構成されているように聴こえますね
 
 
Em  –  Em/D  –  Em/C までは美しいのですが
 
最後のC♯dimでひっくり返されます
 
 
C♯dimは上で繰り返されるモチーフと不整合な関係です
 
ここで恐怖感(不快感)を感じてしまうのでしょう
 
 
楽器が弾ける人は演奏してみましょう♪
 
 
こうしてみると
 
速度・楽器・音階で
 
意図的に雰囲気は作っていけることがわかりますね。
 
 
逆に、速度や楽器を変えてしまえば
 
雰囲気がガラッと変わるということですよね♪
 
後半からメタルみたいになっててカッコいいです!
 
 
 
ザックリと書いてみましたが
 
こうして何度も聴いていると、やっぱり怖いですね・・・
 
 
余談ですが
 
映画の世界でもホラー演出の際に使われる
 
ウォーターフォンという楽器があるのですが
 
めちゃくちゃ怖いです・・・・
 
やっぱり怖い音というのは全国共通のようです・・