『ストリートピアノ撤去騒動』日本と海外ではどう違う?

YouTubeなどでよく見る【ストリートピアノ系】の動画

駅中や商業施設など

公共の場に設置してあるピアノに突如腕自慢がやってきて

卓越した演奏を披露することで周囲の人たちが感嘆喝采の嵐!

多くはこのような内容です

 

しかし昨今

設置してあるピアノを撤去しようとする動きが広まっております

 

その背景には【演奏家たちのマナー違反】が関わってくるようです

 

ストリートピアノに限らずですが・・

動画で見ると数分の内容でも

実際は何時間も現場に滞在して撮影することが多いです

 

【パッと来てパッと帰る】という訳にもいかず・・

 

カメラ・照明・集音マイクなど綿密に設置し撮影します

 

演奏も一発録りの場合もあれば

数テイク撮り直したりする場合もあります

 

撮影の邪魔が入ったりした場合も撮り直しです

 

結果として

ピアノや その現場を独り占めする時間が長くなってしまいます

 

元々ストリートピアノというのはイギリス発祥と言われており

play me , I’m yours 

を掲げた活動でした

 

パブなどにある楽器の共有をきっかけに、人の輪を作っていくことが目的です

 

日本もこれを真似たのだと思うのですが・・

 

本来の目的を見失った腕自慢達は

【バズり】のみに執着してしまい

品格を忘れてしまったようです・・・

 

演奏者にとっては素晴らしい名曲でも

周りにいる方達の都合は違い

一人一人に事情が存在します

 

取り込み中の方もいれば

具合の悪い方もいるでしょう

 

即興JAZZも興味がない人にとっては雑音になりかねず

 

音である以上どうしても周囲に拡散してしまうので

聴きたくなくても聴こえてしまいます

 

密集率が高く、神経質な人が多い日本においては

問題点が多かったと言う結果になってしまいました

 

個人的には

グランドピアノやアップライトを置いたのが失敗だったと思います

 

一定以上の音量は出せない仕様にした電子ピアノなら違ったような気がします

せいぜい2.3m程度までにしか広がらない音量で、鍵盤も61鍵にしておけば・・

僕なら弾きにくくて仕方ないですw

 

多くの方がピアノや音楽に興味を持つキッカケだっただけに

【迷惑】を理由にコンテンツが廃退していくのは少し残念です・・